パイロットの給料は職業別1位!その理由や将来性もご紹介

パイロットの仕事
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みなさまお待たせしました!きっと皆さん知りたいであろう年収のお話です。年収が高い職業として医師や弁護士などを思い浮かべると思います。パイロットもそのうちの1つです。会社勤めの会社員としては最も年収の高い職業として知られています。

この記事ではパイロットの平均年収、年齢別、会社規模別、また海外他社についても考察しています。また将来のパイロットの年収事情についても独自の目線で書いております。

パイロットは飛行時間により年収が大きく変わりますので、あくまで平均として推定しておりますのでその点だけご了承ください。ぜひ最後まで読んでみて、パイロットのことをより知ってもらえれば嬉しいです。

パイロットの平均年収

出典:https://pixabay.com/photos/ai-generated-man-coins-money-8130376/

結論から言いますとパイロットの平均年収は1779万円です。その他の平均年収の高い職業をご紹介しましょう。

平均年収が高い職業5つ
  1. 航空機操縦士(パイロット)〈平均年収1779万円〉
  2. 医師〈平均年収1231万円〉
  3. 大学教授〈平均年収1071万円〉
  4. 法務従事者〈平均年収997万円〉
  5. 大学准教授〈平均年収863万円〉

1000万円の年収を超えるとすごいというイメージがあるかと思いますが、パイロットの給料は平均で1000万円を超えていきます。そして年収1000万円を超える職業は3つだけ!

日本全体の平均給与は443万円で、その給与所得者の中で年収1,000万円超の人は約250万人(令和3年)となっています。全体における年収1000万円超の人割合は約5%と決して多くはありません。

こうしてみると平均の約2倍の給料があるので、平均よりは余裕のある生活は送れそうですね。これだけでも夢がある職業と言えそうです。

(出典:職業情報提供サイトjobtag、パイロット(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/189))

パイロットの年代別平均年収

下の表に年齢別の年収を載せました。定年までは徐々に年収が伸びていくのがわかります。

24歳以降から一気に年収が3倍近くになるのは、地上研修や訓練など、パイロットとして仕事に就く以前の下積み期間を終えた人たちがパイロットとしてのお給料もらえるようになるからですね。

40歳以降にまたグッと上がるのはこのあたりで機長に昇格する人が多いためと思われます。その後は年功序列だったり、役職がついたりしてジワジワ年収はピークで2500万円前後までいきますね。

最近では定年後も乗員不足のため再雇用されていることが多いです。その場合でも1000万円超はもらえるようで、しばらく十分生活できそうな金額がもらえそうですね。

年齢年収
20~24歳307万円
25~29歳946万円
30~34歳1,092万円
35~39歳1,322万円
40~44歳1,751万円
45~49歳2,086万円
50~54歳2,366万円
55~59歳2,530万円
60~64歳1,320万円
(出典:職業情報提供サイトjobtag、パイロット(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/189))

パイロットの就職先別平均年収

パイロットは就職した先でも年収は変わってきます。やはり年収が高いのは大手航空会社ですね。最近ではLCCなどもかなり給料を上げてきていてあまり遜色ないところまで迫ってきています。

大手航空会社

大手航空会社の機長の平均推定年収は約2600万円、副操縦士の推定平均年収は約1400万円と思われます。大手航空会社はパイロットの平均年収を少し上回るぐらいの年収がもらえそうです。

大手航空会社の特徴は、やはり大きな機材を持っているので、国際線も飛ぶことができる、その分フライトが長いのでもらえる給料も増えるということです。

ただし、機長が多く機長昇格するのに時間がかかります。早くても先ほどの表の通りの40代前後での機長昇格となりそうですので、2000万円以上もらうのは実際に飛び始めてから約10年は必要と言えそうです。

グループ会社・LCC

グループ会社やLCCの機長の平均推定年収は約2000万円、副操縦士の推定平均年収は約1200万円と思われます。副操縦士の間はあまり変わりませんが、機長になると大手との差が大きくなりますね。

大手と違うのは機長昇格する時期が大手と比べるとかなり早いです。大手は10年ほどと先ほど言いましたが、LCC等は早ければ5年ほどで機長になることができます。

機長になれば年収も上がりますし、資格もあるので転職も可能になってきます。海外他社は日本と比べて給料が高い傾向にあるので、年収を求めるのであれば転職という道もあります。

海外航空会社

海外航空会社の推定年収はあくまでも噂話程度ですが、機長の年収5000万円という話もあります。アジアの航空会社でも日本は年収としては、低い部類になりそうです。

アメリカの大手航空会社に関しては5000万円は確実で、長距離を飛ぶ大型機の機長ともなると6000万円近くの給料をもらっていると言う記事も出ています。

参考:Forbes Japan, アメリカン航空のパイロットが20%の賃上げを要求(https://forbesjapan.com/articles/detail/49790#

パイロットの給料が高い理由

パイロットの給料が高い理由はいくつかあります。ここではその主な理由を5つ紹介します

パイロットの給料が高い理由5つ
  • 高度な訓練と教育
  • 重い責任
  • 不規則な勤務時間
  • 物理的および精神的ストレス
  • 需要と供給のバランス

高度な訓練と教育

パイロットになるためには、多くの時間と費用をかけて専門的な訓練を受ける必要があります。航空会社でパイロットとして働くためのライセンスを取得するには、数百時間の飛行経験と厳しい試験をパスしなければなりません。

大手航空会社では自社養成プログラムがありますが、パイロットとして飛び始めるまでには3~4年ほどかかります。

自費でライセンスを取ったとしてもそれぞれの航空会社に合格しなければパイロットとしての道はありません。また航空会社に入社してからもそれぞれの機種の訓練もあるので、1~2年ほどは実際に飛び始めるまでにはかかります。

このようにパイロットとして飛ぶまでには非常に長く厳しい訓練と試験を乗り越えなければならないことと、その訓練に対しては莫大なお金がかかります。参入のハードルが高いため給料も高く設定される1つの要因です。

重い責任

パイロットは数百人の乗客とクルーの命を預かる責任があります。また、高価な航空機を安全に運航する責任も負っていますし、航空会社の看板も背負っています。

何があっても安全に乗客、貨物を目的地あるいは少なくとも地上に降ろすことが最重要課題です。そのためいかなる緊急事態や悪天候時にも冷静かつ迅速に対応する能力が求められます。

不規則な勤務時間

パイロットの勤務時間は非常に不規則で、長時間のフライトや異なるタイムゾーンでの勤務が頻繁にあります。

国内線では朝イチのフライトだと、会社には5時についていなければならなかったり、遅いと帰ってくるのが24時を過ぎることもあります。

国際線はご想像の通り、夜に出て朝ついたり、昼に出て、長時間フライトを終えてまだお昼だったりと、非常に不規則な生活になります。

国内線であろうと、国際線であろうと、不規則な時間帯での出勤が多く寝たい時に寝られなかったり、寝る時間から仕事だったりと体力的および精神的に大きな負担がかかります。

物理的および精神的ストレス

長時間のフライトや夜間の飛行、急な気候変動、そして突発的なトラブルへの対応など、安全に関わる事象はストレスを大きく増加させます。

またパイロットは年に1度の航空身体検査に受からなければなりません。常に体を万全の状態に維持しておかなければ飛ぶことができなくなってしまいます。

また最近ではアルコールの問題が非常に大きなものになっています。乗務前には制限がありますし、お酒が好きな人にとってはアルコールとの関係も程よいものにしなければなりません。

このようにパイロットは物理的および精神的なストレスに常にさらされています。

需要と供給のバランス

パイロットの需要は高く、特に経験豊富なパイロットは限られています。この先2030年問題に向けてパイロット不足は確実で需要はより高くなります。

またコロナが明けて航空業界の復活、さらにはグローバルな移動が加速しさらなる成長も見込まれています。それとともにパイロットの需要は増加しており、それに伴い給料も上昇していくでしょう。

パイロットの給料ってどうやって決まってるの

パイロットの給料は基本給と飛んだ時間分もらえる変動給、あとはその他深夜手当などがもらえます。会社によっては資格があるため、職務能力手当のようなものや、ある程度の時間は固定でもらえるところもあります。

基本給は他の航空会社社員とは大きく変わらず、フライトした分がそのまま上乗せして給料として入ってくるのでパイロットの給料は高いのですね。

ただし、パイロットが飛べる時間は法律で決まっているので、多くてもその上限時間までになっています。

パイロットの今後の給料

パイロットの今後の給料は情勢から見て、しばらく下がることはないと見ています。最近では物価の上昇もあり、社会全体として賃上げムードになっています。

さらにパイロットに関しては2030年問題が控えています。2030年でパイロットの数は足りなくなります。それを埋めるためにはパイロットを外からでも採用する必要があります。そのためにはやはり給料を上げなければなりません。

また海外では日本よりもさらに給料が高いです。そんな状態では日本からパイロットが流出していくことは間違いありません。それを止めるためにも航空会社はパイロットの給料を上げていなかなければ事業を維持することができなくなるでしょう

これらのことから、今後しばらくはパイロットの給料が下がることはあまり考えられないでしょう。

パイロットが給料を上げるには

もうすでに、多くの給料をもらっているパイロットが給料を上げるためには方法は2つしかありません。

転職してより給料の高い会社に行くか、副業をするかの2つです。

転職

日本国内だと大手以外にはもうありません。ただ、大手航空会社は基本的に転職は受け付けてはいません。その理由としては、機長昇格の順番が狂ってしまうからです。

今副操縦士の人が機長昇格の順番を待たされたり、順番を抜かされてしまうと、どんどん機長になるのが遅れます。それを航空会社の組合が嫌って採用をさせないようにしていると思われます。

となると転職先は必然的に海外に目を向けることになります。海外への転職となると住む場所や言語の壁、仕事のやり方などガラッと日本のそれとは変わるので不安になりますよね。

ですが、日本にもパイロット専門の転職サイトがありますのでぜひご活用いただければと思います。

副業

パイロットは一般企業所属なので基本的には副業が認められていることが多いです。ただし、副業申請はいるでしょう。

また、副業ができる時間があるかと言われると、頑張って時間を捻出しないと難しいです。国際線ともなれば時差がありますし、時差で日本に帰ってきた時には疲れてバタンキュー。あっという間に休みの日を使ってしまってまた次のフライトなんてことも。

できることならパイロットになる前から副業はやっておけばよかったなあと少しばかり思っています。

あと、やはり税金対策のための不動産投資をやっている人が多い印象です。私もやっていますし、私の周りも8割の方がやっています。

【まとめ】パイロットは高い給料も魅力の1つ!!

出典:https://pixabay.com/photos/vacations-vacation-summer-holidays-1569608/

パイロットの年収が高いことはすでにご存知だったかもしれませんが、それぞれの年代や会社別でもご紹介しました。

年収が高い職業No.1のパイロットはそれだけでも魅力ですよね。年齢に余裕があれば応募してみても良いですね。チャンスは誰にでもあります。その道を開けるのはあなただけです!

高い年収はパイロットの魅力の1つではありますが、その分訓練や試験、負うリスクや責任などもあります。そこも改めてご理解いただければ嬉しいです。

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